お知らせ


8+9 2021 ナガサキの地でアートを考えるⅢ 〈“誓いの火”灯火台モニュメントから寺町へ〉を開催します。

 

 オリンピックがコロナ禍で今年に延期されましたが、その聖火と同価値のものが長崎にもあります。

 83年故渡辺千恵子さんが「原爆は長崎で終わりにしよう」と、ギリシャからもたらした聖火(「長崎を最後の被爆地とする“誓いの火”灯火台モニュメント」(略称、ナガサキ“誓いの火”と言う)(爆心地公園に87年に建立)で灯る。その火は長崎の誇れる宝です。私たちRING ARTは、その宝とともにアートを通して平和を願いながら、37年目(84年~)の活動となります。

 本展は主会場となる長崎県美術館県民ギャラリーでは、県内外から、更には世界(ポルトガル、ブラジル、韓国、中国、オランダ)から参集したアーティストらの作品展や、被爆画家らの作品も展示し、加えて評論家や哲学者や被爆者らの皆様から平和の思いをコメントしていただいたのをメッセージアートとして展示します。会期中には「シンポジウム」(講師に菅章氏・大分市美術館館長と宮田徹也氏・嵯峨美術大学客員教授)を「アートと平和」をテーマに語り合います。アートの根源や役割が平和とどう繋がるのかが見えてきそうです。これは春風展の「シンポジウム」(テーマ:「:子ともとアート」から)の美術による教育を引き継いだものとして、同時に「国際子ども展」も再度展示します。

   一方でサブ会場では、コロナ禍の現況から、また温暖化で雨風が強くなり、そのため一般の方々との協働が困難となりつつあり、そこでRING ART有志がナガサキピースミュージアムや長崎歴史文化博物館の回廊やお寺の庭を生かした発表とします。長崎市75周年記念展の昨夏より新たな側面として、 ピースミュージアムではアーティスト有志を募り、「平和と美」をテーマとした展覧会を設けます。更に寺町では疫病退治として建立したといわれる延命寺は昨夏展に続き、新たに隠元和尚で有名な興福寺にもご協力を頂きました。この2つのお寺でもRING ARTの平和への祈念や美の研鑽の場として野外展を展開します。更にピースミュージアムでの井川展は、ナガサキ“誓いの火” とオリンピックイヤーの大きな平和へのタイムリーを生かそうと今夏も昨夏同様に実施します。

 こうした主会場とサブ会場の会期を前後にしながら、ナガサキ“誓いの火”を中心点として渦巻くように両会場と共にRING ART関係者の長崎大学壁画、下村脩名誉博士表彰記念館、長崎歴史文化博物館広告塔など見学しながら、街中アートプロムナードとしての鑑賞会も実施します。

 最後にナガサキ“誓いの火”の下で、「折り鶴パフォーマンス」を8月9日に実施することで、当日訪れた旅人、通行人、特別新学校生らと共に本展のアートによる平和希求とオリンピックイヤーのクライマックス(今世紀最大の)を迎えることとなります。

  以上、渦巻くように平和が中心に集中し、また広がって行くように本展を歴史ある長崎の街中に繰り広げます。行き交う人々とアートの美や力とが響き合い、平和な街となるようにRING ARTは願っています。

 

                                             RING ART運営委員会