8+9 2022  ーさりげない平和を通してー(長崎の日常から国際交流の意義まで)

 

展示内容:

① 国内外からの出品参加の皆様方(一般市民やアーティスト)の展覧会

② メッセージアートも展示

文化や平和活動で活躍されている方々に原稿を依頼し、言葉による平和メッセージを出品参加作品と共に並べます。

 

青来 有一(小説家)

早見 堯(美術評論家)

菅 章(大分市美術館館長)

宮田 徹也(京都嵯峨芸術大学客員教授)

高橋 眞司(哲学者)

小畑 郁男(作曲家)

竹下 芙美(長崎の被爆遺構を保存する会)

渡部 幹雄(和歌山大学名誉教授)

長野 ヒデ子(絵本作家)

藤松 綾子(十八親和アートギャラリー学芸員)

宮澤 喜代志・幹子(ナガサキを最後の被爆地とする“誓いの火”灯火台維持会) 

 

③ 特別出品

姜バレム(昌原大学校名誉教授)

フランシスコ・ラランジョ(ポルト大学教授)

ブラジルの子ども

 

④ 被爆作家出品  故・川口 和男

                   故・一瀬 比郎  

 

会 期:8/ 2(火)~8/7(日)10:00〜18:00 

 

会 場:長崎県美術館 県民ギャラリーB・C

 

趣旨:

 RING ARTは、今年のテーマは「さりげない平和」を通して“長崎の日常から国際交流の意義まで”としました。

展覧会は、国内外の作家の皆様方の作品展とメッセージアートの展示を開催します。この国内外の作品とメッセージアートこそは、市民にとり、また運営していくRING ARTにとっても、大きな勇気と励みを与えてくださっていることは言うまでもありません。

また特別出品として、ブラジルからコロナ禍で経済情勢が思わしくない状態でしたが、それでも幾分向上の兆しが出てきたとのことで、ブラジルの小学生の作品を集め、ブラジルアーティストのイヴォネッチさんによって届けられます。私たち美術を促進する立場に取れば、これこそ平和への大きなプレゼントとなります。それと長年交流を続けてこられた韓国アーティストの姜バレム氏とポルガルアーティストのフランシスコ・ラランジョ氏にもご参加していただきます。

ところで全国からご参加される作家の皆様も、各人各様のテーマや取り組みをされておられます。コロナ禍が続き、ウクライナ侵攻(戦争)、一方では温暖化問題もある現在、人類の試練の時に、RING ARTでは今夏展を改めて「さりげない平和への思い」とすれば、新たな何かが見えてくるのではないか、と期待をしています。そこで今夏展のトークとして、長崎と国際的なものをピックアップしたものを設定しました。地元関係者にお願いし、「さりげない平和」を語っていただこうと思います。生駒輝彦氏はビードロの目利きとして知られ、ガラスを提示されながら長崎ガラスを、また松尾美希氏は7年間のイタリア留学中、修復学校で修行された体験談などを、それぞれ語って下さいます。もう一方でこれまで通り被爆の風化を考える上で、故・川口和男氏と故・一瀬比郎氏の日常的な作品も展示します。

また恒例の、毎夏展のクライマックスとなるナガサキを最後の被爆地とする“誓いの火”灯火台モニュメントにて「折り鶴パフォーマンス」を通して平和希求を、それに向けての本展開催中に「折り鶴ワークショップ」も実施します。更にナガサキピースミュージアムでは被爆80年展の始動のきっかけとして「平和と愛」展を実施します。

併せて、これまで通りの私たちは、今夏展も「被爆80年」に向けてのアートによる平和促進となる展覧会を目指しています。

 

 <関連企画>

①トーク

ゲスト:生駒 輝彦(雲仙ビードロ美術館館長)「長崎ビードロとジャポニスム」

松尾 美希(現代美術家)「イタリア留学と東京活動」

司会:野坂知布(RING ART)

日 時:8月4日(木)14:00~15:00

会 場:長崎県美術館県民ギャラリ-B

       ※トーク終了後には同会場において「観賞会」を行います。

※定員30名(参加費無料)

 

②「折り鶴」ワークショップ

8月9日の「折り鶴」パフォーマンス(ナガサキを最後の被爆地とする“誓いの火”灯火台モニュメントの下で)に向けての平和希求のために皆さんで折り鶴を折りそれに楽しく着彩し,その準備とします。

日 時:8月7日(日)14:00〜15: 00 

会 場:長崎県美術館県民ギャラリ-B

※定員20人(参加費無料、要予約→事務局へ)

 

③「平和と愛 2022」展

被爆80年展への始動として位置付け、そのきっかけとなるように願いながら、「8+9」展と並行実施する展覧会です。

※ 出品作家についてはDMに記載

日 時:8/2(火)〜8/14(日) ※最終日は14:00まで

会 場:ナガサキピースミュージアム(電話095-818-4247)9:30~17:30 ※月曜日休館

 

④ 井川 惺亮 展

日 時:7/ 20(水)~7/ 31(日) ※最終日は12:00まで

会 場:ナガサキピースミュージアム(電話095-818-4247)9:30~17:30 ※月曜日休館

トーク:稲葉 友汰(長崎県美術館学芸員)×井川 惺亮

7/23(土)14:00〜15:00 ※定員15人(参加費無料、要予約→事務局へ)

    

< 折り鶴パフォーマンス>

毎夏展のクライマックスとして、平和の日に折り鶴を折り、それを“誓いの火”灯火台に飾り、平和を願いながら灯火台の折り鶴群を鑑賞するイベントです。

    

会 場:長崎市爆心地公園「長崎を最後の被爆地とする“誓いの火”灯火台モニュメント」

期 日:8/9(火)9:00〜14:00

参加者:一般市民

 

<後援> 駐日ポルトガル大使館  駐福岡大韓民国総領事館 長崎県 長崎市教育委員会 長崎大学教育学部 

(一社)日本ポルトガル協会  長崎日本ポルトガル協会 NHK長崎放送局  長崎新聞社 西日本新聞社 朝日新聞社

 

<主催> RING ART運営委員会